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驚くべきディズニー・ベイマックスの真実:本来全員日本人登場人物でフレッドはアイヌ系だった

驚くべきディズニー・ベイマックスの真実:
本来全員日本人が登場メインキャラ、ヒロの友達の一人、フレッドはアイヌ系北海道出身の日本人だった
 
ヒロの兄の名前がタダシという古い名前なのは、本来は父親の設定だったから?
 
 
映画版の、人種をまぜてバランスをとる
作戦は、シュガーラッシュと同じで、
現代のアメリカの多様性を象徴させる、今どきのディズニーのコンセプトが透けて見えるようだ。
アナと雪の女王、シュガーラッシュのスタッフがつくったという ディズニー最新作 ≪ベイマックス≫(原題BigHero6ビッグ・ヒーロー・シックス)は、ディズニーが、あの≪アイアンマン≫≪マイティー・ソー≫
キャプテン・アメリカ≫≪アヴェンジャーズ≫を擁する
マーベル(Marvel)を買収後の初の マーヴェルとのコラボ作品として注目されている のだが、驚きはそれだけではない。
 
本作品は、原題名と同じなまえの、Big Hero 6 (ビッグヒーローシックス)という、マーヴェルのアメコミ がでていて、一応このアイデアがとられている。
だが、かなり内容は改変されている。
 
それは、実に、驚くべき改変内容だ。
 
原作の設定と、今回のディズニー映画版の改変をざっとおさらいしておこう。
 
1)原作:登場人物 高千穂(たかちほ)ヒロふくめ、主要キャラ全員が日本人。しかも、フレッドは、北海道出身のアイヌ系日本人だった。
 
=>主人公の苗字をかえて 浜田ヒロ(なんでハマダにしたのか不明?高千穂のほうがバランスもとれて格好もいいような気もするのだが...)
しかも、どうやら ≪ディズニー初の日本人主人公≫というのはいささか誤解らしい。
原作では日本人だったが、どうも、
ヒロはアメリカ系で、日本人と、白人系のハーフ(mixed raceと英語ではいう)の少年だという話だ。(アメリカ版の予告https://www.youtube.com/watch?v=z3biFxZIJOQ 母親は不明(映画の時点では両親が死亡している)
 
’Big Hero 6’ (Disney) US version Trailer
'Hiro's mum, 'Cass' is in this Trailer'. She is not Japanese. His dad is.'
 
Disney Wiki http://disneyfanon.wikia.com/wiki/Hiro_Hamadaでは
Cass(キャス)という名前らしい。(これは育ての母親)。
浜田は日本人であるおやじさんの苗字である。
声のキャストは、RyanPotterという日本人と
白人のハーフのアメリカ人の青年だということである。
 
2)HoneyLemon(日本のドリンク≪はちみつレモン≫、を、キャラ名にするなんて大胆だなぁ。。)日本人だったのに、どうやらラテン系アメリカ人(ドーラといっしょに大冒険のドーラも、スペイン語を話すヒスパニック系だ。)になった。(Génesis Rodríguez

このキャラも原作では、本当は日本人女性のプロのスパイ(エージェント)だった。
 
3)Go-GoTomago(ゴーゴータマゴ(なんちゅうなまえじゃ?)彼女も日本人だったのだが、役者がどうも韓国系アメリカ人2世なのでJamieChungキャラ設定もそのように変更されたのではという噂。アドレナリン・ジャンキーという設定になっているという。
 
4)Wasabi-noGinger (わさびのジンジャー、なんかやめてくれってかんじのすごい名前(せめて≪ワサビのガリ≫か?)だけど、設定が原作では日本人ですし職人。)日本人で闘うすし職人のはずが、
何とこのキャラは黒人系アメリカ人にした。
 
5)Fred(Kaiju (かいじゅう)Fredzilla(フレッドジラ)のフレッド)。彼は原作コミックでは、なんと、北海道出身のアイヌ系日本人だった。(原作は実はここらへんのくだりにも、独特のこだわりがあるらしい..一体どういうこだわりだろう??) が、こちら映画版では、白人のアメリカ人である。
 
また、
 
6)じつは、映画予告でヒロの兄の名前が≪タダシ≫というのは、現代日本ではあまりにも古い名前だと感じた。タダシは今どきの若い兄弟には日本にはいない名前なのではないかと、、(大体ヒロでも、おそらくヒロキとかヒロシとかヒロトシとかそういう名前の省略かもしれない。だとすればやはりあまり新しい名前でもない..まぁヒロだからヒーローと似てる音と思われたのだと思う。)
と、思っていたら、実は
 
原作では タダシは兄ではなく、父親だった。(それでも古いようなきもするけど、、)映画では名前はそのままタダシで残したので、そういう微妙な違和感があったわけだ...
設定を変えた、(兄)タダシの役は映画では、韓国人とアイルランドアメリカ人の混血の役者Daniel Henneyがあてる。
 
7)そこで、舞台が原作では≪日本≫だったのが、
映画では、≪San Fransokyoサン・フランソーキョー≫という
サンフランシスコと東京を
合体させたような架空の舞台になった、ということで、
 
この、多様なルーツをもつ、キャラの構成と整合するのでは?と解釈しているアメコミのブログを見つけた。以下、解説。
 
Comic Allianceというアメコミのブログでは、
 
The San Fransokyo setting obviously makes such a diverse cast
more plausible.
 
On the one hand it’s frustrating to see Japanese representation sidelined
given the team’s comic book origins and the Japanese food-inspired names of many of the characters. (でも一方では原作の、全チームが日本のルーツとか、キャラ名が日本の食べ物ルーツである(じゃぁはちみつレモンもやはり。。)いうこだわりがなくなるのが少々いやだなと思う(Comic Alliance筆者)、
 
On the other hand it’s always great to see more black and Latina superheroes
on the screen, and it’s a relief that the lead character is
at least Asian American. (でも他方で、黒人やラテン系のスーパーヒーローが映画に出るのを見るのはとてもうれしく、また、
少なくとも主役のヒロがアジア系アメリカ人になったからよかった)
 
Whether we chalk this one up as a victory or a defeat for diversity is kind of
hard to say ― though it seems a safe bet that fewer characters would have
changed race if all six of them had started out white.
(この設定改変が多様性による勝利ととるか多様性に屈した顛末ととるかだが、
6人全員白人とかで、少しのキャラが人種変更かけたくらいとかよりも、
ずっと安全パイのようなきもする)、
 
と、ComicAllianceの筆者は語っている。
 
 
 
しかし、もうひとつのYoutubeをみるかぎり、もう本当にいまどき、
いまどきなのに、昔ながらのヘンな日本趣味、みたいなものがキャラの名前とかにあって、
なんか変な気持ちになるのである。。。
 
また、日本向けの予告には、日本語の吹替えであるせいか、≪日本語を話していて苗字フルネームが日本名なら、きっと日本人だ≫という暗黙の了解があるような気がするから、きっと、
日本人には上記の情報なんて、知らなければそのまま看過されてしまうのかもしれないと思う。(ディズニーはそれも計算してわざと日本人色を出しているのだと思う。≪どうせ架空の街だからいいじゃないの≫とかね。)でも、この英語レビューを覗くに、随分現代のアメリカに配慮したところがあると感じる。
そう、アメリカ人の観客にとっては、
ヒロはアジア系アメリカ人であり、白人と日本人のハーフなのである(これは主役の声の、白人と日本人のハーフであるアメリカ人、ライアン・ポターが、
実はアメリカの子供番組ニッケルオディオンの
≪スーパーニンジャ≫というシリーズで有名だという
こともあるらしい。)
 
 
未来的志向の新作ドラマでは、
 
人種の多様性でバランスを取るディズニー、
それは、シュガーラッシュの、メンバーの、ミンティー・ザキはラテン系(で、日本語版では日本キャラといわれるミンティー・サクラ)とすりかわったトリックの進化版という感じもしないでもない。
 
英語版はKabuki Mask(歌舞伎マスク)の男、に襲われた≫というようになんだか珍妙な日本趣味がかいまみられるが、(だいたいWasabiというひびきとかがすきなのねアメリカ人は。。ワサビのジンジャーなんてね)
 
その今もあるのか?珍妙なジャポニズムがどのくらい散見させるのか(カーズ2でもありましたね、シャワートイレのパロディシーンとワサビをピスタチオでできたアイスクリームだというアホなくだりとか新宿歌舞伎町らしい描写とか、場違いでヘンな鳥居らしきものとかが...)
まぁ、でそれを面白いとみるか嫌悪感がすでにしたかは不明ですが、それでもベイマックスはどんな感じかというところです....
 
最後に ちなみに、マーヴェルのX-Menシリーズと重なるキャラが2つ、本映画化では、ボツられているそうです。SilverSamuraiとSunfireがいません。もっとも、EbonSamuraiとSunpyreという名前で番外編があるそうなんですが(なにこのエボンって..?)
 
というわけで、Youtubeの詳しいキャラ紹介を貼っておきます。説明中のhuge Kaiju(怪獣)というところが何だか、面白いですね。。(Kaijuはどうも英語の新単語として定着しつつあるようです。)
 
 
Disney's Big Hero 6 - Meet the Cast! Hiro Hamada, Honey Lemon, Fred! - Beyond The Trailer
 
 
 
Extra..below..! for 'Wasa-bi no Ginger'!?
(Or we should start calling him 'Wasa-bi-no Gary',
shall we? 
(Gary is a parody of "gari" (=meaning "ginger"
in special sushi-cook term in Japanese.))
 
 
Very funny old but famous Budweiser Ad ’Wasabi’ 
(or ’Wassabi’)
 
You can tell how much Amecians love the sound 'Wasabi' since this ad was on
TV.
This ad went popular in the UK as well, by the way. (As you know.)
 
おもえば、≪わさび≫という、言葉のひびきの面白さを英語圏の人間が知ったのは、このほとんど伝説となってる、英語圏アメリカ・イギリス問わず)では
超有名なこのバドワイザーの宣伝。。。
なんかころはWindowsXPがイギリスで随分はやってた時代だったなぁ。。(古いってのがわかるかな?)
ワサビのジンジャー、ってのも、アメリカ人は好きなんでしょうね、、すしSushiってことで。
 
フレッドジラはフレッドと、ゴジラを合体させた名前です、でもどう考えてもみかけがタコっぽいのはなぜ。。むしろタッコング・フレッドってかんじ(古すぎ?)
上記英語ではオクトジラにしたけどね。。
 
関係ないが、上記バドワイザーCMでは、
英語のワサービーという発音と、≪ワサビ?≫ってききかえした日本人(だとおもう、発音からして)のスシ職人の兄ちゃんの発音の違いに注意。
 
これはObi-Wan-Keno-Bi-オビワンケノビ(スターウォーズの、帯(おび)一One=No.1のおび=ジェダイマスター、)のひびきといいルークの服に柔道着のような空手のような服をデザインしたといい、日本的なものを出したんだと想像。
 
そういえば今気が付いたんだけど、
日本語知ってる人は
 
Wasa-Bi-No-Gingerって
 
≪わさびの、ジンジャー=わさびのショウガ≫ってとるかもしれないけど
 
英語圏の人間は
 
(I’m)Wasabi, No Ginger =僕は≪ワサビ≫です(≪ジンジャー(生姜)≫じゃないよ)、って とるのかなと気づきました。
 
これはNoというおとが ≪の≫=OF なのに、英語のなかでは No(当然ですが、ノー =そうじゃない)、って意味になるてことですね。
 
これもどうも、日本人でありすぎるとうっかり忘れてしまうことかもしれません。
 
でももっというと、寿司屋では、わさびも生姜(ジンジャー)も両方でてきますよね、
まぁ寿司職人用語では生姜は≪ガリ≫といいますけどね。。(だから画像のなかで、Garyゲイリーっていう英語の名前としゃれてみましたははは。。。わかったかな?)
 
ということで、スシが食べたくなったところで、今日はここまで!(笑)