情報は大量だが役に立つうんちく。不思議な日本語これって英語? "Japanised" words
これって英語で言うとどうなるの?という不思議な単語を追求してみました。
"Japanised" words and phrases originated from English |
1.シュールだ。Shu-ru da.
英語:スリアル。surreal.
解説:これって英語にある、っていうか英語で言えるっていうのが意外に知られていないかも。でも英語にあって、英語でも[これってシュールだよね。]っていうこともそのままできます。ただシュールじゃなくて発音は[スリアル(リの部分は強く(高く)発音する]]。シュールっていうと通じないので注意。
たとえば、映画では、[ノッティングヒルの恋人]のヒュー・グラントの下記のセリフ。
..surreal but nice "Notting Hill" Hugh Grant, Julia Roberts (1999)
https://youtu.be/_6O2sYLkuO4
1.03あたりです。
2.トラウマになる。Torauma ninaru.
traumatised イギリス英語(traumatized米語)
(綴り上の問題のみ。イギリスでは米語のzがsと書く。発音は同じ。)
トローマタイズド。(ロを強く(高く)発音する)。
解説:トラウマって実は英語にあります(まぁ冗談でもトラと馬に関係あるとかそういうのはないです。。)「traumatise (traumatize)トローマタイズ]という単語があり、それにdをつけて、様子を表す形容詞的な使い方、
traumatised (traumatized)で、トラウマになる
(tiredタイあーど;疲れる、と同様な転化です)という意味になります。
I'm traumatised. イギリス英語。(綴りが少し違うだけ)
(I'm traumatized.米語)
アイム・トローマタイズド。
これで(私トラウマになった)という表現。
3.ジレンマ。Jirenma.
これはdilenmma ディレマ(アメリカ)、ダイレマ(イギリス)と発音の違いはありますが、英語です。
4.サボる。Sabo-ru. これは英語詳しい人なら知ってるかな、sabotage サボタージュっていう英語(もともとはフランス語)があります。
(サを強く(高く)発音する)。
日本語のサボるとは仕事をしないで怠けているという表現なので、同様の意味合いを表現するなら、あえて、以下の感じでしょうか、、
Being lazy.
5.パ二クる。Paniku-ru. これも英語のパニックpanicというとこからきてます(これは比較的初歩かな?)使い方を書いておきましょう。)
私パ二くってる。I'm panicking. アイム・パ二キング。これでOK.
パ二くらないで。(落ち着いて、と相手をいさめるとき)
Don't panic.(たとえば地震直後など)
6.バールのようなもの。Bah-ru no youna mono.
like a crawbar. バールとは、crawbarクロー・バーというかぎ状に先端がまがった鉄の棒のこと。
何かをこじあけるときなどにつかうDIY道具。
7.エゴ。Egoただし発音はイーゴウ。といいます。
He has a big ego. 彼はエゴの塊だ。彼は超自己中だ。
8.ナルシスト。
これですが、英語では、ナーシシストnarcissist。とシがひとつ多いです。(発音はナが強い(高い)。)
知る人ぞ知る、ギリシャ神話の自惚れキャラ、ナルキッソスの伝説から来ています。
9.アイロン Airon.実はこれはアイアン(鉄の塊)をアイロンと聞いたのがはじまり。
昔はまさに熱した鉄の塊でアイロンの形状をしたものがアイロンだったんです。。それでシーツを伸ばしたりしてた。
ということは、マーベルのヒーローはアイロン・マンなんですね。(=3)
10.ミシンMishin.これもマシンをミシンと聞いたのが始まり。日本のミシンとは、厳密にはソーイング・マシン。sawing machineのこと。英語でマシンだけではただの[機械]という意味でしかないので何の機械か不明。
11.ディスる。Disu-ru. disrespect ディスリスペクトは、リスペクトrespect尊敬する、の反対語、貶すという意味。貶す行為をすること。
たとえば、形容詞のdisrespectfulを使って、
He made some disrespectful comments about her show.
彼は、彼女の番組について、ばかにしたようなコメントをした。
(ショーについて、ディスった。)
He has been disrespectful of you. 彼はあなたにずっと不遜な態度をみせていた。
12.スレタイSure-tai スレとはthreadスレッドのこと。タイとはタイトルtitle(題名)のこと。スレッド・タイトル、要するにネットで書き込む(
2ちゃんなどのスレッド・フロート型(小見出しがあって、書き込み投稿を流していく形式)の掲示板のときの文章に題名をつけるときその掲示題名のこと。
ちなみに、threadスレッドとは、もともとは[一筋の糸]という意味です。needle and thread 針と糸。
13.ようつべYou-tsube Youtubeユーチューブのこと。
14.まじレス Maji-resu まじめなレスポンス(response)のこと。レスポンスとは応答(する)、という英語。
This is a serious response. (これはマジレスです)
15.ステマ Sute-maステルス・マーケティング。stealth marketing. ステルスとは目に見えない、マーケティングとは、商業英語で、表面的にはものやサービスを売り込んでいるようにみえないが、実はそれはみかけだけで実は商売をしていること。
以下に、よい定義がありましたので載せますね。
Stealth Marketing, also known as undercover marketing, is an aspect of marketing in which an audience is not aware that they are being
marketed to.
ステルス・マーケティングとは、アンダーカバー・マーケティングといい、
対象の人間たちが、自分たちが売り込みをかけられているということに気づいていない[自覚していない](なのに実は売り込みをかけられている)というマーケティングの様子をいう。
まぁようするに、これって[ステマ]じゃないの?って言う意味と同じです。
16.チートchi-to cheating (He must be cheating. 彼はチートをしているにきまってる)。ずるをするcheatチートという英語から。
ちなみにテストでのカンニング]という日本語の表現だが、正確な英語では、cheatingチーティングです。
(ちなみにカンニングはカニングcunningといって狡猾な、ずるがしこいという意味になりテストで不正行為には使用されません。)
だからゲーマーのなかでチート、とはいいますが
学校の試験で禁止行為なのも英語でチーティングとは日本語英語のカンニングです。
17.リベンジする。日本語ではむしろ、(過去の失敗を克服して見返すとか挽回するとか、そういう意味合いがありますが)、英語でリベンジというとシリアスな意味で、(相手に危害を加えて)復讐するという恐ろしい意味合いがあります。
I'll have another go. 'cause it's worth it. もう一回挑戦するつもり。(だってそうする価値あるとおもうから)とかそういうことでしょう。。I'll make up for it. 埋め合わせをするつもり、とか、別表現でないとダメです。とにかくrevengeは使用禁止。
revenge.
ちなみにvengeance(ヴェンジャンス:復讐), avenger
あべんじゃーずのavenge(誰かの代わりに仇討する、仕返しする(つまり、マーベルのアベンジャーズとは、意味的には、まぁ昔の[必殺仕事人]みたいなもんです。)という単語も関連語です。
18.スーパーマーケット用語と化している[デイリー]。
スーパー生鮮食品関係で働いている人には聞かれるセクション(section)部門の一部門、「デイリー」。
実はこれは英語からきてますが、発音がちがいます。
「日々の」という、dailyデイリーという意味でもないです。
正確にはdairyデアリーという、乳製品という意味の単語から来ています。。なぜかデイリーということに。。
19.バイキング(これはまちがってます)
英語ではbuffetブッフェでOk
あるいはeat-as-much-as-you-canと書いてあるところも。
バイキングとは日本のホテル業界で誕生した日本人が意味付けしたものです。北欧のバイキング族の食事スモーガスボードをイメージしたとも。
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あ)実はドイツ語
a. アルバイトarbeit(注:独語!)=part-time job (英語)
b. リュックサックrucksack(独語)=backpack(英語)ドーラと一緒に大冒険Dora the explorerみたことある人はわかると思いますが、バックパックです。
い)オランダ語
a.レッテル(を貼る)=レッテルとは英語でラベルのことです。letter (蘭語)=labelラベル(動詞でも使う)
labelledラベルド(英語)=でレッテルを貼られる。
う)実はラテン語
ボーナス。英語でもいいますが、本当の語源はラテン語で、bonus、意味は[良いもの]といういみです。フランス語bon voyageのbon=goodと同じ語源です。
え)実はフランス語
a. パン pain (注意:仏語) パン=英語でブレッドbread.
最近はブレッドという単語もパンコーナーでありますのでわかるでしょう。
実は。。フランス語だがイギリスでもいう
b. papaパパ。papa.これはイギリスでは上流の女の子が父親に言う気取った言い方、あるいは歴史もの上流階級物語などのシーンで聞かれます。発音はパぱ(ぱを高く言う)。要するにフランス語で言ってるわけです(気取ってる感じ。余談ですがイギリスはフランスと近いので、日常英語にもフランス語の単語は結構入っています。)
たとえば、ジェーン・オースティンのPride and Prejudice(プライドと偏見)にでてくる貴族階級の(下町庶民ではない!)若い娘たちが父親に向かって言うセリフなどにでてくるイメージです。
英語では、daddy(パパ、父ちゃん)、dad(お父さん)です。これらは呼びかけに主に使い、他人に正式にいうときはmy fatherといいます。
お)フランス語juponジュポンからきているという説。
ズボンは英語では無いです。
英語はtrousers トラウザーズ(アメリカ英語はパンツ。)昔2次大戦中、旺文社ラジオ講座で有名なJ.B.ハリスが日本人として従軍したところ、[ズボン]というセリフを上官の前で言って、[ズボンとはなんだ!英語をしゃべるな!と殴られたそうです。。そのとき、心の中で[ズボンは英語じゃないよ。。]って言ったそうですが、上官にはわかるよしもなかった。。という歴史的実話が。。(こんなんで皆さん殴られないように。。でも英語じゃないです。)
というわけで、今日はこれまで~!
皆さんは、このような系統で、気になる日本語の単語とかありますか?
また聞かせてくださいね。
(*This article was originally posted on 13 March, 2017.)